6/7[開催報告] とあるゲーム企画を面白くするためにみんなで考える会について
- 株式会社WINxVAL
- 6月15日
- 読了時間: 4分

株式会社WINxVALの菱沼です。先日、仙台市内の貸会議室で疑似的な企画会議ともいえる「とあるゲーム企画を面白くするために、みんなで考える会」というものを開催してみました。5月に行った2つの「考える」会の続きになります。チラシは下図な感じでした。

5/17に開催したワークショップで、ゲームのアイデアを何もない状態から考えてもらった結果、予想を超えるアイデアが多数出てきました。そこで今回は、せっかく出たアイデアを、どうやったらより面白くなるのか?を考える会にしてみました。ゲーム制作の例に触れながら、「教える/教わるよりも、一緒に考える」という根幹のテーマは同じです。今回、数あるアイデアの中から「とある企画」を設定したのですが、それはこちら。

参加していただいた皆さんに面白そうなアイデアにシールで投票してもらい、その中で最も票を集めたアイデア同士を、何も考えずに組み合わせてみたものです。結果は、「(空き)缶」が「冷蔵庫の中」を「すべる」ゲームとなりました。なにそれ?と思われる方も多いかと思われます。でも何が面白くなるか分からないのが、ゲーム制作の面白いところ。もし「ひげの配管工」が(キノコを食べ、コインを集めながら)「土管の内外」を「ジャンプする」ゲームという企画が無下に弾かれたら、「スーパーマリオ」という不動の名作は生まれなかったと思われます。それをさておいても、単純に自分は面白くなりそうだなと思いましたし、これがどうなるのか実験的に進めてみるのは楽しくなりそうでしたので、こちらを「とある企画」として面白くしてもらおうと試みました。
ただ、上の付箋紙のまま「さてどうしましょう?」と意見を出し合っても、アイデアを出したことない方や小学生を含めたお子さんには困難だと思われましたので、会の開催前に下準備、といいますか下ごしらえをしておきました。ひとまず今をときめく人工知能、チャットGTPさんに聞いてみます。すると、文を入れただけですぐに絵を作ってくれました。なかなか優秀です。そこで、てきとうなラフの構造図面を書きなぐって、再度チャットGTPさんに聞いてみます。するとまた瞬間に答えが返ってきたので、何度かやりとりをしてみました。

上図のように、それっぽい絵ができてきました。イメージを膨らますには十分なので、これを元に会を進めてみることにしました。下の画像では、自分が先生みたいに立っていますが、何も教えていません。まずは、面白くするためには何が必要か?からアイデアを集め、その中からさらにアイデアを集めていくという流れをフォローしていきました。

前回に引き続き、付箋紙にペンで書くだけではありますが、今回もアイデア出すぞ!という熱が高く、あっというまにアイデアでうまっていきます。それと、今のお子さんは小さいころからゲームが身近にあるから、本当にゲームのことをよく知っているなあと改めて感心しました。小学校1年生でそんなことまで分かるの?というアイデアや、システム寄りでマニアックに書かれた提案もありました。その様々で独特の切り口や熱気にやられて、50過ぎの自分も会が進むほどにワクワクしていることに少し感動しました。

集めたアイデアを同じカテゴリーで整理したり、そこからまたアイデア募ったりと、予定の90分をかるくオーバーしてしまいました。アイデア出すことは、(やっている方はわかると思うのですが)結構つかれる作業なのですが、皆さま最後まで全力でやっていただけた証でもあります。今回も親御さんにもご参加いただけましたので、そのことも含めてただただ感謝するばかりなのですが、おかげさまでとても一体感のある良い会になりました。(今回、小学校1年生から中学1年生や高校1年生までご参加いただけたため、お子さんにも幅があったのも影響あったかもしれません)
今回少しだけunityで動かせる状態も用意しており、そちらは直接お子さんにさわってもらって体感してもらえたのも好評でした。(こういう瞬時に引き込むところが、さすがゲームだなあと毎度のことながら感心します)なので、今日の会で出たアイデアを元に、もう少しだけ進めてみたいと思います。次回は5月からの流れの区切りとして、目指したものはどうなったのか?を皆さんで確認して前に進めてみる会(仮)を、8月上旬に仙台市内の会議室で開催したと考えています。

もしかすると、このアイデアで作られたゲームが世に出たりする、かも?(そんなに甘くないのですが、熱がある内はどうなるかは分かりません)ご興味ある方は、是非とも会にご参加ください。続きの会ではありますが、途中参加されても分かるように(これまでのあらすじの説明などで)、できるだけフォローしておりますので、弊社はいつでも皆さまのご参加を歓迎させていただいております。
