株式会社WINxVAL、代表の菱沼寛章です。
ファイナルファンタジー(以降、FF)の最新作、FF16が発売になりました。前作のFF15は転職直前に一瞬だけ関わったことがあり興味はあったのですが、発売当時は仕事が忙しすぎて、何だかんだやらずじまいでした。その分、最新作はPS5でどんなことを仕掛けてくるのか体験したく買ってみました。
まだ序盤しかプレイしていないのですが、シナリオ進行が丁寧で分かりやすく、派手な演出からテンポの良いアクションなど多くの人にやってほしい仕掛けが随所にあるので、触ってすぐに楽しいです。ナンバリングタイトルなのだから当たり前なのかもですが、加えてFFの歴史というかお約束みたいネタも組み込まれているので、そのあたりも楽しみです。
自分がスクウェアに入社したのは確か1997年と、とんでもなく過去の話です。リメイクが出ていることもあり今でも誰もが知っている「FF7」が出たばかりのタイミングでした。今では考えられない事ですが、当時「FF7」は「開発が始まったこと」をTVでCMしていました。「発売」ではなく、「始動」です。どれだけ多くの人に支持され期待されると、そんなことをやろうとなるのか、CM見た当時はとても驚いていました。
……などと熱く書いてはいますが、自分はFFを入社するまでプレイしたことがありませんでした。(入社決まってからも触らなかったという無礼極まりない、、あでも、「トバルNo.1」についていたオマケの「FF7体験版」とかはやっていたかも)初めてちゃんと最後までプレイしたFFは7の海外版デバッグからでした。要するに仕事でした。(新人がやらされる業務として)
自分の世代には、FFの前に社会現象になっていたゲームタイトルとして絶対王者「ドラゴンクエスト」があったので、FFは自分よりも少し後の世代が熱くプレイしていた印象でした。その熱を支えるゲームの凄さは、後ろでプレイを見ていただけでも十分に伝わっていました。よく言われる圧倒的なグラフィックはもちろんのこと、BGMはカッコいい、シナリオも面白いと、記憶や知識は勝手に構築されていった覚えがあります。(それでも「FF7」デバッグ時に「レベル5デス」という魔法をしらなくて、即死回避できないのか?と先輩に泣きついた記憶もありますが)
では、なぜスクウェアに入りたかったか?というと、自分は熱狂的な「ロマンシングサガ2」のファンで、それと入社直前くらいには、これまた有名ソフト「クロノトリガー」があったので、と、昔話をしてしまうと長くなりますので、このくらいで。
FFをやったことない自分は、デバッグでやった「FF7」に感動し、入社2年目には「FF8」の開発に配属されます。これは予定通りではなく完全に偶然で、その偶然のまま以降「FF10」とか「FF13」にまでつながっていくので少なからず縁があるのですが、FFは当然好きになっていきました。
プレイして思い出したのはそんなことではなく、FFは「タイトル毎にバトルシステムを変えている」という基本のところです。最新作で手応えが従来と全然違うアクションになっているのを見て、常にゲーム作りは攻めないといけないのだなと戒められました。自分もいずれはアクションゲームを作りたいと思っているので、熱につなげたいと思います。こういう大なり小なりの野望を考えていると、四半世紀たっても楽しく仕事できます。
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